州の最終試験に運という要素が加わるドイツ
Abitur (アビトゥア)
高校の最後に受ける最終試験です。アビトゥアは一般的には “アビ” と略されています。この成績を持って大学への入学を申し込みます。一つの学科への申込数が定員オーバーしている場合は成績の良い順番に大学が生徒を取って行きます。この場合、受けた最終試験の教科と申し込む学科は関係なくても構いません。私は最終試験に算数、化学、英語と社会を取ったのですが、後から考えると地理を取った方がいい成績になっていた気がします。
試験の内容、範囲、基準などは州ごとによって違います。 ドイツでは “Bildung ist Ländersache” (ビルドゥング イスト レンダ―ザッヘ) “教育は州が決めるもの” といいます。今年にはバーデン・ヴゥッテンべアク州 (Baden-Wüttemberg) で算数と英語の最終試験が盗まれる事件が起こりました。州内ではどの学校も同じ問題が出されるので、新しいテストが作成されました。
Abimottowoche(アビーモットーヴォッヘ)
最終試験を受ける人の春休みが始まる前の一週間の事を指している。上に描いている通りこの期間には授業がありません。毎日違うテーマについて仮装します。私の学年が決めたテーマは一年生 (ランドセルを背負って行く)、ゲットー や赤線地帯 (これは何故学校に来る途中で警察に捕まらなかったのかが謎な生徒が一部いました) 等でした。友人のクララは最終試験に受からない人達もパーティーを楽しむ為にあるのではないかと思っています。
他にも中・高時代の話を描いています。
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